不動産には終活が必要だ
「不動産には終活が必要だ」というテーマでブログを書いてみます。
ところで、皆さんは不動産はお持ちですか?
持っている、持っていない。
人によって違いますね。
一言で不動産と言っても種類が沢山あります。
まず、土地(所有権・底地・借地権)、それから一戸建や分譲マンション(新築・中古)、収益物件(収益マンション・アパート等)
そして、不動産には様々な役割があります。
家族が快適に過ごすための居住空間としての役割
店舗や事務所、倉庫として活用する事業としての役割
それから収益マンションや駐車場のように賃貸して収益をもたらす投資としての役割です。
それから、不動産は財産。
財産は相続が発生した場合、引き継がせる必要があります。不動産は相続財産です。
相続財産は円満に引き継ぐことができれば良いのですが、近年は年々遺産分割トラブルが増えてきています。
俗にいう「争族」です。
まず、法務省の統計では
平成 30 年、日本の相続財産の約 3 割強を占めているのが不動産といわれています。
しかも、遺産分割事件の 70 パーセント以上が相続税の発生しない5,000 万円以下の世帯。
その中でも、不動産の占める割合が高く、現金の占める割合が低いほどトラブルが発生しています。
典型的な例が、相続財産は自宅のみで預貯金がほとんどないというものです。
いうことは、日本の遺産分割トラブル根本原因は、ズバリ 「不動産」。
その理由は、公平に分けらえないからです。
相続財産が現金のみなら分けるのは簡単です。
現金3000万円の場合、相続人3人で公平に分けると1000万円ずつ。
ところが、不動産は公平に分けられません。
1階はお兄ちゃん、2階はお姉ちゃん、お風呂は僕。
そんなわけにはいきません。
不動産を売却して現金化にする以外は公平に分けられないのです。
売却して現金化で相続人全員の意見が一致すればよいのですが、中には、売却すると住むところがなくなる、この家で生まれ育ち家族の思い出が詰まっているので自宅を売却したくないという反対意見があるのです。
これが厄介です。
大切な家族のために円満に相続させたい。誰もがそう思っています。
だから、「不動産には終活が必要」なのです。
それには、まず相続財産を明確にすること。
次に、相続に関わる関係者が全員集まって遺産分割については話し合うこと。
また、相続財産の引継ぎには、その理由や想いも伝えることが重要です。
人間は感情の動物。思いが伝われば納得もできます。
大事なことは、まず全員で話し合い そして、議事録としてエンディングノートや遺言書を作成する。
これが円満に相続させるための秘訣です。
皆様も不動産をご所有されているなら是非、このことを念頭に置いてください。
弊社は、相続相談を無料で行っています。
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