【収益】投資家が築浅収益マンションを求める理由

FROM:天満橋の事務所から

 

 

二か月前。

ある収益マンションのオーナーから売却の依頼がありました。

 

物件所在は、旭区清水4丁目。

平成21年築、構造は鉄筋コンクリート造。

 

このオーナーさん、他にも十数棟保有。

保有マンションのほとんどが北区(オーナさんの会社も北区)。

 

売却理由は、北区と旭区。距離があるため管理が面倒とのこと。

(遠い??贅沢な悩みです。)

 

売却希望価格は3憶4千万円。

表面利回り約6%。

まぁ、相場的には可もなく不可もない案件。

 

まぁ、遅かれ早かれいずれ売却できるだろうとは思ってはいましたが…。

なんと不動産業者間同士の情報検索サイトに掲載して1週間。

買付申込みが入りました。

まさかこんな短期間で買手はつくとは(驚)。

 

収益を専門に扱っている知り合いの業者曰く、

相続税の改正があってからは未だ収益マンションブーム。

また、コロナの影響もあり、お金が市場に出回っているので投資家お金の使い道に困っています。不動産投資も活況のようです。

鉄筋コンクリート造(RC造)の 築浅なら、5~6%の利回りでも買手はつくとのこと。

そして、このような築浅マンションを求めるオーナーは、家賃収入で利益を出すというよりも節税目的(法人個人いずれも)のようですね。

 

「3~5億ぐらいのRCを2~3棟まとめて欲しい。」

そんな景気の良いオーナーも結構いるようです。

羨ましい限りです。

 

ということで今日は、

不動産投資が「利回りが低くても築浅の収益マンションを求める理由」についてまとめてみました。

大きく分けてこの5つが理由です。

 

1.築浅は差し迫って大規模修繕を行う必要がない。

 古い建物はいくら利回りが良くてもメンテナンスに出費がかさみます。

 「築年数が経過し修繕費がおおくなってきた。大規模修繕をする前に売却してしまおう。」と、考えるオーナーは多数いらっしゃいます。

 修繕費がかさめば、利益はスっ飛んでしまいます。

 その点、築浅はそのような心配がありません。

2.築浅は比較的設備や仕様のクオリティが高い。 

 収益マンションのグレードが高ければ比較的に賃料の値下がり幅も少ない。

 築年数が古く賃料が比較的安いマンションに比べると良質な賃借人が居住してくれます。

 家賃滞納や素行の悪い入居者がいなければ安定した経営が見込めます。

3.空室になったとしても次の客付けまでのスピードが速いため収益が安定する。

 人は新しいもの好き。

 エイブルやアパマン等の大手賃貸営業マン曰く、昨今は、築浅賃貸マンションも新築の影響で供給多寡。

 賃貸営業マンも賃料に圧倒的な魅力がなければ築年数の古いマンションを案内することはほぼないようです。

4.築年数の浅い収益マンションは購入価格と相続税評価との乖離により相続税対策に適している。

資産の組み換えに適しています。

現金や不要な土地を築浅収益マンションに形を変え、評価を下げ、節税を図りながら収益を生むことができます。

 

5.築年数の浅い収益マンションは金融機関からの資金調達が容易。

昨今、法定耐用年数を超えた収益マンション(特に鉄骨造)は金融機関の担保評価が低く融資を渋る傾向にあります。

その点、築浅の鉄筋コンクリートマンションは法定耐用年数の残存期間も十分にあります。

また、検査済証も発行されています。

行政のお墨付きがあるわけです。

つまり、担保評価も優れていると判断され金融機関からの調達が容易なのです。

  最後におまけ(笑)

6つめ。

6.築年数が浅くグレードの高い収益マンションの所有はステータスになる。

カッコいいマンション。

誰かに自慢できますね(笑)

 

以上、5つ(ホントは6つ)の理由でした。

ご参考下さい。

 

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